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おどりば

ロースペックうつ病患者のブログ。寛解をめざして!

事実が見えなくなる?!記事タイトルが持つ影響力について。

コラムのようなもの コラムのようなもの-オピニオン

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こんにちわ、サユです。

すごく考えさせられる記事に出会いました。

kodomotohajimerukarate.blog.jp

 

記事の中で、このような指摘がなされています。

するとですね、ちゃんと読むとこんな記載があったんです!
 

 
社会福祉法人による説明会も複数回開催されたが、「子供の声が騒音になる」「保育園が面する道路は狭いので危険だ」などの意見が強く、建設に着手できなかった。
 

 
この部分でもやっぱり「子供の声」が先に書かれているんですが、それとは別に「 保育園が面する道路は狭いので危険だ 」と書かれているじゃないですか!

 

もしかしたら、何人かは『子供がうるさいから嫌だ!』と言ったかもしれません。

でも、それだけが理由ではない。

保育園作ってほしい!と言っている側が見たって納得できる反対意見だって届いているんです。

保育園は欲しいけど、子供の安全が確保できない場所には預けたくない、ですよね?

いろいろな意見が寄せられて、その結果、ここには保育園を作らない方が良いという結論に至った、というニュースなのではないでしょうか。

 

この件の実情がどのようなものなのか、については、今回は扱いません。

私が気になったのは、

どうして『子供の声がうるさい』だけを取り上げて記事のタイトルにしたのかということです。

理由は簡単ですね。

インパクトがでかいからです。

 

 

記事のタイトルが気にくわない。

ブログで記事を書くとき、いつも記事のタイトルには悩まされます。

どんなタイトルをつけたら読んでもらえるだろうか。

読みたいと思わせるタイトルはどんなものか。

こんなことを語ってる私こそが、平凡なタイトルしかつけられない人間なのですが。

 

読者は最初にタイトル(新聞の場合は見出しというべきでしょうが、ここではタイトルに統一します)を見て、その情報を取捨選択します。

それは新聞でも雑誌でもネットでも同じです。タイトルに魅力を感じなかったら、わざわざ中身を確認したいとは思いません。

 

読まれるタイトルとはどんなものか。

手っ取り早いのは、読者の感情を動かすことです。

わかりやすいのが『煽る』という手法。

危機感を煽る。あるいは、怒りを煽る。

煽られた読者は、高確率でそのタイトルに反応します。

  

mainichi.jp

こちらが、今回の問題の記事。

『子供の声うるさい』を前面に押し出したことによって、多数の人からの『そんな馬鹿な言い分があるか?!』という反応が期待できます。

見事に、読者の感情を動かすことに成功しています。

結果、多くの読者に読まれ、大きな反響を得ることになりました。

ですから、記事のタイトルという点で見れば、よくできましたと評価するしかないでしょう。


でも、私はこのタイトルが気にくわないんです。

このタイトルの所為で、中身が正確に伝わらなくなっているから嫌なんです。

 

 

タイトルの影響力、軽視してませんか?

ネットでこの記事を見たときの私の頭の中はこんな感じです。

『子供がうるさい』という意見が来たから保育園が作れなくなったらしい。

 →地元の人、心狭いな!!

はい。細かいところまで読んでません。

記事の詳細を把握しようなんて思いません。それよりも『心狭いな!!』と思うのが先でした。

スゴイですよね、ほんの一瞬で『地元の人が悪い』とインプットされてしまいました。

記事だけをよくよく読んでみれば、そうとも限らないことが想像できたはずなのに。

 

タイトルというのは、その記事が一番何を訴えたいのかを端的に伝えるものです。

決して、ただの『記事の抜粋』ではいけないんです。

 

個人のブログに対して厳しいことを言うつもりはありません。

でも、これは新聞の記事です。忙しい人が流し読みして今日の出来事を把握しようとすることだってあるでしょう。

そんな忙しい人の頭に残るのは『地元の人が悪い』という、記事を書いた人の意見だけです。

このタイトルでは、実情は関係なく、記事を書いた人の意見だけがそのまま読んだ人の頭にインプットされてしまうんです。『新聞に書いてあった』という信頼感とともに。

新聞や、ニュースサイトの記事のタイトルというのは、それだけの力を持つものだということを、書いている側は理解しているのでしょうか。

単純にインパクトの強さを最優先して『いいタイトル』をつけているのではないかと、私は思ってしまうのですが。

 

 

タイトルだけ飲み込むのは危険。

最近すごく多いです。

タイトルだけ読むと、事実を誤認しかねないニュース記事。

インパクトのあるタイトルに反応してじっくり読んでみると、なんだ違うじゃん、と思うことがしょっちゅうです。

イマドキの人間は忙しいですから、一つ一つのニュースについてじっくり目を通して考えることは少ないでしょう。

さらっと流し読みしたときには、インパクトの強い記事のタイトルだけが頭に残ります。

それを、新聞に書いてあったことだから、大手ニュースサイトで配信されたから、という理由で鵜呑みにすると、危険です。

 

 

釣れればよかろうなのだ?!

内容を正しく伝えることを軽視し、読まれることだけを考えてタイトルを付けるのでは、やってることは『釣り』と同じです。

タイトルに釣られてやってきた人に、読んでさえもらえればタイトルと異なる情報だって伝えられると思ったら大間違い。

タイトルが人に与える印象は大きいんです。

 

ネットは餌だらけです。

良い餌をぶらさげることは大切です。

しかし、

本来の目的を忘れて餌の質を追い求め、釣ることこそが大事だと言わんばかりの行為を、一番やってはいけないのがマスメディアと呼ばれる存在なのではないでしょうか。

 


以上。

拙いですが、記事のタイトルについて、考えてみました。