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おどりば

ロースペックうつ病患者のブログ。寛解をめざして!

身体が重くて動けない!新型うつ病の症状・鉛様麻痺について。

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こんにちわ、サユです。

私は、全体的に見れば従来型うつのうつ病患者なのですが、主に新型うつ(正確には非定型うつと呼ぶべきですが、ここでは新型うつとして紹介します)の症状とされている「鉛様麻痺」に長いこと苦しめられています。

先日、スマホゲームを介した友人から「自分も鉛様麻痺の経験があるけど、うつ病の症状だとは知らなかった」という話を聞きました。
友人は何となく自力でその状態から脱することができたそうなのですが、もしその時何か無理をしていたら、友人も私のようにうつ病に捕まってしまっていたかもしれないと思うと、……うつ病当事者としてはゾッとしました。

今回は、鉛様麻痺について、当事者が語ります。

 

鉛様麻痺とは。

まるで身体が鉛になってしまったかのように、重い。重くて、だるくて、動けない。起き上がることもできない。なんとか立ち上がっても、足が重くて持ち上がらず、頑張って歩いてもなかなか前に進めない。

これが、鉛様麻痺の症状です。

嫌なことや、苦しいことがある時に発生します。
しかし逆に、嬉しいことや楽しいことがあると、さっきまでの重さが嘘のように、身体が普通に動かせるようになったりもします。

これが、鉛様麻痺、さらには新型うつ病が、周りの人に理解されにくい原因です。

どうやっても布団から出れずに「動けない」と言って学校を休んでも、「美味しいケーキを買ってきたよ」って言われたら、簡単に布団から出てケーキを食べることができるんです。

「お前、布団から出れるじゃん!なんで学校は行けなかったんだよ!」って責められても、困るんです。
だって、さっきまでは手も足も鉛のようで、どう足掻いても起き上がれなかったことは事実なんですから。 

気分によって症状が左右されるため、「ただのサボり」だと間違われやすいです。
これは新型うつ病の特徴でもあり「気分反応性」と呼ばれています。

たいていの場合は、鉛様麻痺に襲われている本人も、「自分はただのサボりなんじゃないだろうか」と深く悩むことになります。
そして、必要以上に自分を責めて、症状を悪化させてしまいます。

 

私と鉛様麻痺。

私がうつ病だという診断を受けたのは高校生になってからでしたが、鉛様麻痺を訴え始めたのは小学5年生の時でした。忘れもしない、クラス替えによって、すごく仲の良かった友達グループの中で私だけが別のクラスになってしまった頃のことです。

……朝、身体が重い。起き上がれない。

「気合いがあればなんでもできる!」という根性論大好きな子供だった当時の私は、気合いで身体を動かし続けました。
学校に行ってしまえば身体が重いなんて感じている暇はありませんでしたから、朝起きて学校に行くまでの間だけ気合いを総動員すれば良かったのです。

しかし、不安はありました。こんなに身体が重いなんて、自分はどこか悪いのではないだろうか、と。

そこで両親に相談し、血液検査を受けました。
結果は全くの健康体、異常なし。
当たり前ですね、私が病んでいたのは身体ではないんですから。

私は身体の重さを「自分はサボりたがっているんだ!」と結論付けました。
この時に、自分がうつ病になりかかっているのだと気付けていれば、と、今でも後悔せずにはいられません。

残念ながら、当時は新型うつなんて知らなかったし、鉛様麻痺なんて言葉を聞いたこともありませんでした。知識が無いというのは時に罪深いことです。

病状が悪化すれば寝ている時間が増え、体力が落ち、何をやるにもだるい。だるいことをやるのはしんどい。しんどいと思えば身体が重くなる。さらにだるい。

こうなってしまうと、負のスパイラルに突入です。

 

鉛様麻痺かな?と思ったら。

身体がなんか重い。それだけの症状で精神科を受診しようと思う人はまずいないでしょう。

でも、その身体の重さは、こころからの警告です。こころに、過剰な負担がかかっているというシグナルです。

私からできるアドバイスは、まず身体が重い原因を突き止めてほしいということ。

動けない!と思ったら、そこから気合いで起き上がるようなことはせずに、一旦目を閉じて、深呼吸しながら、「一体自分は何を負担に感じているのか」考えてみてほしいと思います。

そして、「○○が嫌なんだな」「××がしんどいんだな」と、一つずつ確認してみてください。

そうすると、打開策も見えてくると思うのです。

原因がわかってもどうしようもない時には思い切ってサボってしまうのもありです。
サボる時は、スッキリとサボりましょう!自分がサボったことをクヨクヨしてはいけません。

そして、折角サボったんだから、やりたいことをやりましょう。楽しいことをやりましょう。何か、身体を動かすことができればベストです。

鉛様麻痺には運動が効果的だという話もあります。
身体が重いことを理由に寝てばかりいると、体力が落ちてどんどんしんどくなるので、布団から出て、鉛様麻痺を感じないような楽しいことを積極的にやってください。

 

身体は正直です。

私はいつも、自分に過度の負担がかかっていることになかなか気づけません。
鈍いんです。
そのため、自分で自覚するより先に、身体が教えてくれるケースが多いです。

例えば、朝起きて、立ち上がって歩いてみたら、足がいつものように持ち上がらない、とか。
ペンを持って絵を描いてみたら、なんだか手の動きに違和感がある、とか。

本当はそうならないように管理することが望ましいのですが、私にはそれができませんでした。
負担が積もった結果、大学を中退せざるをえない状態まで症状を悪化させてしまいました。

なんだか身体が重いな、動かすのが億劫だな、と思ったら、少しだけ、こころの声に耳を傾ける時間を設けてください。
元気な時にはこころの声を無視しがちですが、すっかり元気が無くなってから気づくのでは手遅れです。

「鉛様麻痺」という気分反応性の症状が、広く理解されることを願っています。

 

最後に。

今回「新型うつの症状」として紹介しましたが、これは正しい記述とは言えません。
新型うつ病」に対する私の考えをこちらの記事にまとめてありますので、よろしければご覧ください。

www.sayulog.com