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おどりば

ロースペックうつ病患者のブログ。寛解をめざして!

PDCAサイクル?うつ病人にはDCAで十分だ!計画なんか立てなくて良い。

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こんにちわ、サユです。

うつ病ニート29歳独身女です。

社会人デビューというものを経験しなかった私は、PDCAサイクルという言葉をつい最近まで知りませんでした。どっちかっていうと知っているのはTCAサイクルですね、大学は一応生物化学系だったので。

 

それはさておき、ビジネス本を読むと、何かとPDCAサイクルを回せ!」というフレーズが出てきます。ネット上でもよく見かけます。

ちなみに、WikipediaによるPDCAサイクルの説明はこんな感じ。

  1. Plan計画):従来の実績や将来の予測などをもとにして業務計画を作成する
  2. Do(実施・実行):計画に沿って業務を行う
  3. Check(点検・評価):業務の実施が計画に沿っているかどうかを確認する
  4. Act(処置・改善):実施が計画に沿っていない部分を調べて処置をする

この4段階を順次行って1周したら、最後のActを次のPDCAサイクルにつなげ、螺旋を描くように1周ごとにサイクルを向上(スパイラルアップ、spiral up)させて、継続的に業務改善する。

でも、これってうつ病人には無理だと思うんですよ。 難易度高い。

 

 

人生の濃さはPDCAを回した回数に比例する?

何の分野だって良いんです。何も仕事に限ったことじゃない、趣味だろうと、恋愛だろうと、PDCAを一周すればそれだけ人は学習します。計画し、行動し、反省し、また挑戦する。その積み重ねが人生に充実をもたらすことは間違いありません。

ただし、健康であれば、の話ですが!

 

私はもうすぐ30歳になります。15歳の時からずっとうつ病人やってます。18歳から23歳の間は自宅でほぼ寝たきりの生活を送っていました。今は1日の元気の全てを使ってブログを書いています。それなりに充実しています。

ブログを始めてから、いろいろな人のブログを見るようになりました。すると、私よりずっと年下で、私の30年よりはるかに濃い人生を既に送っている人がいくらでもいます。というか、私ほど薄い人生を送った人を見かけません(笑)

 

私はほぼ寝たきりだった6年の間、PDCAサイクルを回すどころか、自分の過去について反省することしかしませんでした。無理矢理例えるならば、あらゆる分野のPDCAサイクルを少し逆回しして、いつまでも過去のCにこだわっていた状態。

その結果、私は寝たきりの6年間で何も手に入れることができませんでした。本当に、何も成長しなかった。だからこそ、6年間変わらぬ目標を持ち続け、7浪して大学に入るという選択ができたのだと思いますが、本当にこの選択が正しかったのかどうか、まだ答えを出せずにいます。結局中退しちゃったわけだし、ね。

 

 

うつ病人特有・PDCAサイクルの「空回り」現象。

うつ病人はPDCAのDでつっかかる。場合によっちゃ、Pでつっかかる。そして、症状が重ければ重いほどCだけを無限ループする。

PDCAサイクルというのは、一周して初めて一段階上に上がれる螺旋階段みたいなもんです。Cの部分だけを右往左往していても上には進めません。

私の人生が薄いのは、PDCAサイクルを回すことができなかったから。そう思ったら、何だか妙に腑に落ちました。

 

だとしたら、私はこの寝たきりの6年間、無理矢理にでもPDCAサイクルを回すことに尽力するべきだったのでしょうか?

……そうは思いません。

 

うつ病人が無理矢理PDCAサイクルを回そうとすると「空回り」が発生します。

とにかくやろうと思って計画を立てる。でも、計画を立てたのに、実行できない。「できなかった」という事実を評価して、落ち込む。改善なんかしようがない。

これをPDCAサイクルの「空回り」と、私が勝手に命名しました。←

 

計画を立てて、何もできなくて、落ち込んで、でも何かやらなくちゃ!と焦ってしまう。うつ病人によくある現象ですが、これでは一周して上に上がるどころか、現状維持、むしろストレスで体調を悪化させてしまいます。

うつ病人が最優先すべきは、充実した人生を送るために病状を改善させることです。病状が改善したらPDCAでも何でもぶん回せばいいと思いますが!

回せば良いってもんじゃない。

 

 

うつ病人にはDCAでいいんじゃない?

うつから立ち直った人の話でよく聞くエピソードがあります。

「何かささやかなことでも、「できた」自分を褒められるようになったら、少しずつできることが増えていった」という話です。

 

今、もしあなたがうつ病で療養中なら、アドバイスさせてください。

「やらなきゃ」という気持ちは一旦捨てましょう。PDCAでいうなら、P(計画)は要りません。Pは、Pの後にDが来るのが普通だと思えるくらい元気になったら考えればいいんです。今は必要ありません。

そして、D(実行)から始めましょう。やれることをやればいいです。

次はC(評価)。自分が「できた」ことを評価しましょう。「これしかできなかった」なんて思う必要はありません、もともと計画も目標も設定していないんだから、「できた!やったぜ!」と思って良いんです。

それから、ちょっとだけ「次」を思い描きましょう。例えば、散歩に行けたんだったら、「今度はもっと遠くまで行きたいな」でも良いし、「ただ歩くのはつまらないから今度はコンビニにアイスを買いに行くのを目的にしようかな」でも良い。「散歩はしんど過ぎるからストレッチに変えよう」だって良い。これがうつ病人なりのA(改善)です。

 

DCAの繰り返し。うつ病人が現在地から少しでも浮上するために必要なのは、これなんじゃないかな、って思うんです。

 

 

計画なんか立てなくていいから。

うつ病人なら共感してもらえると思いますが、明日の体調なんて明日にならないとわかんないんですよ。今日できたことが明日も同じようにできる保証なんか無い。だから、計画はできるだけ立てない方が良い。無計画?行き当たりばったり?そういうのはどうか健康な方に言ってあげてください。

DCAじゃサイクルにならないとか野暮な話はよしてください。DCAだけでもうつ病人は上に進めます。必要なのは理屈じゃなくて、「できた!」と思った時に発生する浮力です。

私は大体DCAだけで生きてます。まだまだうつの症状は残っていますが、焦ってPDCAを空回りさせることも、いつまでもCにとどまっているようなことも、もうありません。今日はブログを書かないつもりだったんですが、書きたくなったので書いてます。気楽にやってます。そんな感じ。

 

PDCAサイクルを回す。

ビジネス用語ですが、うつ病人の視点に立ってみると、普段の生活の中でさえ、PからDへのつながりが必然ではないことを思い知ります。

やりたいと思ったことをやれる、それが「普通」なのは、その人が健康だからです。

できなかったことを後悔するくらいなら、計画しないほうが良い。ただ、やりたいことは貯めておいて、やれる時にやってみる。そして自分を褒めること。

そんなDCA生活を、うつ病でつらい思いをしている人たちに、おすすめしたいです。