おどりば

ロースペックうつ病患者のブログ。寛解をめざして!

精神障害と就労。新しい障害者雇用促進法の施行を受けて、私が思うこと。

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こんにちわ、サユです。

昨日、AbemaTVの番組で、精神障害者の就労に関する話題が取り上げられました。

これまで、企業に義務付けられていた障害者雇用は、知的障害者身体障害者だけが対象となっており、何故か精神障害者は対象外でした。
しかし、平成28年4月からは新しい障害者雇用促進法が施行され、この制度には精神障害者も「障害者枠」での雇用の対象とすることが明記されています。

このことについて番組では、メンヘラ.jpの編集長のわかり手さんをゲストに、かなり突っ込んだやりとりが行われました。
わかり手さんが出演した感想について書かれているので、興味がある方は読んでみてください。

menhera.jp

企業側の困惑、精神障害当事者の期待、一般の人達の感情……いろいろあるとは思いますが、ここは私のブログなので、私の意見をちょっと書いてみたいと思います。

 

単純に、障害者雇用に期待しています。

私は新しい障害者雇用促進法における変更について、素直に歓迎しています。
「障害者枠」に精神障害者が入れるようになることも良いと思うし、「雇用の分野における障害を理由とする差別的取扱いを禁止する」ことが明記されたことも素晴らしいと思います。
今までは、障害者雇用における差別的な扱いについては何も書かれていなかったんですよ。なんてこったい。

障害者枠なんていうのが無くたって、障害者が普通に就労できるのが一番理想だとは思いますが、現実的に考えて不可能でしょう。
ですから、障害者雇用の制度には感謝しています。

私自身、障害者手帳を持っていますし、近い将来障害者枠での就労にチャレンジしたいと思っています。
私が昨年障害者手帳を取得したのは、障害者手帳を持っていることによって得られる支援を利用したいというよりも、障害者雇用を利用することを視野に入れていたからこその決断でした。

今までは、精神障害者は障害者枠に入れず、だからといって一般枠で雇ってもらうことも難しい、厳しい状況だったワケです。
精神障害を隠して一般枠で就職し、今も必死に一般枠で働いている人だって少なからずいるであろうことは、容易に想像できます。

たとえ狭き門であったとしても、門戸が開かれるのは良いことです。

希望としては、全体の2%なんて言わずに、もうちょっと多めに雇って欲しいなぁなんて思いますけれども、まずは最初の一歩です。

 

楽観的にはなれない。

ただ、障害者雇用の将来について楽観的かというと、そうでもありません。

障害者という枠に入るからには、どうしても一般の人よりパフォーマンスが不安定だったり低かったりするので、配慮を求める立場になります。
たとえ制度で平等な待遇が義務付けられていたとしても、恐らく、よっぽど理解のある相手を除いては、病気をオープンにした上で職場で一般の人と対等な関係を築くのは難しいのではないか、と私は考えています。

昨日、番組にリアルタイムで寄せられたコメントを見ていても、精神障害に対する理解はまだまだ進んでいないと肌で感じましたし、精神障害を持っている人ならば当たり前に知っていることを、精神障害者と縁の無い場所で生活している健常者は知らないのが現状です。

相手がこちらの病気や障害を理解してくれない可能性は十分にあるし、「なんでこんなヤツに配慮しなきゃならんのだ」と思われたとしても、私は別に驚きません。 

「障害者雇用なんてノルマを課されて厄介だ」と思っている企業だって、中にはあるかもしれない。

まして精神障害者は、ほとんどの場合、外見からでは障害が推察できません。
見た目は健常者です。五体満足で、人並みのコミュニケーション能力は持ち合わせています。
もしも「ただの『仕事ができないヤツ』じゃないか」と面と向かって言われたとしても、私はそれを否定できないでしょう。

障害者雇用によって拓ける雇用の場が、必ずしも障害者にとって居心地の良い場所とはならないだろうと、思うんです。

 

福祉じゃ解決できない。社会参加が必要。 

企業に障害者を雇うノルマを課すのではなく、最初から障害者の生活は全部福祉でなんとかすれば良いんじゃないか、という意見も、番組内では出されました。
ノルマを課される企業側には申し訳ないと思いますが、障害者側の人間の一人として、私の意見を言わせてください。

私は現在、うつ病で障害者年金を受給しています。
一ヶ月に6万5千円(※私は年金を支払いながら受給しているので、手元に残るのは約5万円です)程度ではとても暮らしてはいけませんが、一応「福祉で養われている障害者」と言えるでしょう。

福祉で全ての障害者の生活を支えることが現実的に可能かどうかはまた別の問題ですが、仮に可能だったとしても、福祉だけで障害者を救うのは不可能だと考えます。

私は、年金を受け取っていることで、少なからず自尊心を傷付けられています。

そりゃあ、私だって、可能ならば自分の力で働いて、自分が生活するためのお金くらいは自分で稼ぎたいんですよ。
こんな借金まみれの国に養われるなんて冗談じゃないって思ってます。

でも、年金を貰わないと生活が苦しいから、障害を「利用」している。
後ろめたいところは何もないって胸を張って言えますけれど、それでも、どうしようもない後ろめたさや、情けなさ、不甲斐なさを感じるんです。

障害年金を貰っている人を批判するつもりは毛頭ありません。
年金を貰う権利を持っている人が、その権利を行使することに何ら問題はありません。当たり前ですよね。
障害年金を貰うのってかなりハードル高くて大変ですから、受給が認められたのならば貰った方が絶対得ですよ。

でも、できることならば、私はもう少し体調を回復させて、自分で働いて、お金を稼ぎたい。
今のままでは収入が足りなくて苦しいから、ではなくて、自分の尊厳を取り戻すために、働きたい。

たとえ用意されたフィールドが、狭き門の向こうにある、決して居心地の良くない場所であったとしても、私はチャレンジしたいと思います。
だからどうか、このチャレンジを応援して欲しい。最善は尽くすと約束しますから。

……もちろん、病状が悪化するほど酷い場所だったら、早々に逃げ出しますけれども。

 

働きたいでござる。

私は高校時代にうつ病になって、7浪もして入った大学も中退して、社会人になれないまま30歳になって、収入が無くて、ブログを始めました。
最近、社会人の副業としてブログが注目を集めているようですが、私の場合メインの職業が無いので副業にもなりません。
かといって、ブログで飯を食っていくつもりもありません。そんなに稼げてないし、才能も無いし、ね。

本当に、働きたいですよ。
働けるようになったら、少なくとも「ブログで稼がなくちゃならない」なんて考えからは完全に解放されますからね。それだけでも私にとってはかなり幸せです。

私はスキルも学歴も無いし、経験も知識も無いですから、高いスキルを持っていながら精神障害によって仕事が見付からない、という人達よりは遥かに弱い立場の人間です。
だから、高い給料なんか望まないし、質素に自分一人が生活できるだけの収入が貰えれば十分です。贅沢は言いません。

それでも良いから、働きたいです。
社会人になるのが、私の夢です。

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精神障害者に対する理解が、これからもっともっと広がっていくことを願っています。
自分も、できる限りのことをしていくつもりです。