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おどりば

ロースペックうつ病患者のブログ。寛解をめざして!

うつ病患者への「がんばれ」はやっぱり凶器だ!現役うつ病患者の意見。

うつ病 うつ病-症状

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こんにちわ、サユです。

「頑張るうつ病患者のブログ」というコンセプトでブログを運営しているのですが、そろそろ「読むとうつ病患者の生態がわかるブログ」に変えた方が良いんじゃないか、なんて思っている今日この頃です。
私、頑張れてるのかなぁ。どうだろうなぁ。

 

「がんばる」と言えば。
うつ病患者に言ってはいけない言葉」としてまず挙げられるのが「がんばれ」ですよね。

自分で「がんばる」って言う分には、まぁ平気なんです。
「がんばれ」って言われるのがダメなんです。

「がんばれ」と言われると、一般的にうつ病患者はダメージを受けます。
ダメージの受け方は様々ですが、無傷で済む人は少ないように思われます。

私は15年以上うつ病患者をやっています。
体調に波はあるものの、比較的安定したメンタルを保つことができるところまで回復しました。……身体は重くてだるくてどうしようもないんだけれども、ね。

実は、私はこれまで「がんばれ」と言われることにあまり抵抗がありませんでした。

とりあえずあしらって話を終わらせるための「がんばれ」は嫌だけど、本当に心からの応援の気持ちがこもった「がんばれ」ならば有難く受け取れるから、「私は『頑張れ』って言われても別に平気ですよ~(笑)」なんて言ったこともありました。
「がんばれ」ならなんでもダメってわけじゃないんだよ、なんて。

でも、反省したんです。
やっぱりうつ病患者に「がんばれ」は、ダメだ。

 

 

「がんばれ」がうつ病患者にもたらすダメージ。

f:id:SayuLog:20160908184907j:plain

「やっぱり『がんばれ』はダメだ!!」と反省したのは、久しぶりにメンタルまでもガタガタになった、先日のアモキサン減薬チャレンジの最中でした。 

息苦しさ、散り散りになる思考、脳内に響く声、暴れ出したくなるような苛立ち。
心が折れるという言葉がありますが、薬の離脱症状に苛まれた私のメンタルはさながら複雑骨折状態。
粉々に砕け散ってもう二度と立ち上がることができないんじゃないかと思ったほどです。

とにかく気を紛らわせたくてスマホを手に取り、適当にインターネットを漂流した私の目に、不意に「がんばれ」という言葉が飛び込んできました。

それがどんな文脈の中に置かれていた言葉なのか、記憶にありません。
Twitterだったかもしれないし、ニュースサイトだったかもしれないし、pixivの小説だったかもしれない。全く覚えていません。

ただ、私は「がんばれ」という言葉を見てひどく激昂しました。
瞬間的に、自分に向けられたものであると錯覚してしまったんです。
危うく大事なiPhoneを叩き割るところでしたよ(堪えましたけれども)。

「ああ、これか」と思いました。
この腹の底から突き上げて頭までぶち抜くような衝撃が、うつ病患者に「がんばれ」と言ってはいけない理由なのだ、って。

怒りと、苛立ちと、嫌悪と、悔しさと、情けなさと、絶望と、悲しみと、憎しみと、……「がんばれ」という言葉が自分に向けられたと思った途端、およそ思い付く限りの負の感情がまとめて殴りかかってきたんです、それはもう、暴力とも呼べる激しさで。

うつ病は認知の歪みを伴います。
症状が重いときにはどんなに配慮された言葉をもらっても素直には受け取れないし、逆に何の意味も無いような些細な言葉に重大な「何か」を見出して苦しむこともあります。
自分に向けられた言葉でもないのに、過剰に反応して勝手に傷付いたりすることだってあるんです。

「この言葉を使わなければうつ病患者相手でも大丈夫!」なんていうマニュアルはありません。
どの言葉がどんな場面で誰の逆鱗に触れるかなんて、わかりません(それは何もうつ病患者に限った話ではないでしょうけれど)。

ただ、「がんばれ」という言葉が、極めてうつ病患者の地雷を踏みやすい単語であるということは、間違い無いです。

「がんばれ」によるダメージを自分でくらってみて、今更ですが、やっと理解できたような気がしました。
うつ病患者に「がんばれ」って言っちゃ、ダメだ。

 

 

「がんばれ」って言われたうつ病患者の思考。

さて。
うつ病患者に『がんばれ』はダメだ」と、受験の暗記科目のように覚えてもらうだけで終わってしまっては、この文章を書いた甲斐が無いというものです。

「がんばれ」と言われたうつ病患者は何を思ってダメージを受けるのか。そこまで知った上で「がんばれ」を封印してほしいです。

  • 「頑張れるならもっと頑張ってるんだよ。 頑張りたいけど頑張れないんだよ!」
  • 「こんなに苦しいのにもっと頑張らなきゃならないの?もう許してよ!」
  • 「応援されても自分はこれ以上頑張れない。 その期待に応えられない自分が情けない!」
  • 「これでもできる限り頑張ってるんだよ。 何も知らないくせに『がんばれ』なんて簡単に言わないで!」

「がんばれ」と言われたうつ病患者の心境は、大体このうちのいずれか、あるいは複数(時には全部!)に当てはまります。

「がんばれ」に対して「応援してくれて有難いなぁ」って思えるうつ病患者は、かなり回復した状態です。そして、私のように普段は「頑張れって言われても平気だなぁ」なんて思っていても、体調を崩した途端に平気じゃなくなります。

うつ病患者の心境を理解してほしいとは願いませんが、ただの知識としてで構わないので、「こんな風に考えてしまうんだな」ってことを知ってもらえたら嬉しいです。

 

うつ病患者への「がんばれ」は、例えるなら脚を痛めて走れなくなった馬にムチを入れるようなものです。
「がんばれ」って言われて頑張れるのは、健康な人だよ。
弱っている私らには、ちょっと無理なんですわ。

応援してもらったら、本当は嬉しいはずなのに、素直に受け取れなくて、ゴメンね。