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おどりば

ロースペックうつ病患者のブログ。寛解をめざして!

おどりば

うつ病人なら、ニートって自称するのをやめてみませんか?

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こんにちわ、サユです。

最近、ちょっとした心境の変化がありました。
私の現状を一言で言うならば「うつ病ニート」なのですが、「ニート」という言葉を使わないようにしよう、と思うようになったんです。

発端は、「病気療養中でも無職ならニートなの?!」と疑問に思ったこと。

ニートってのは、グータラで働かない人を批判するために使われている用語だよな?病気で働けない人のことじゃないよな?

自分のことを「ニート」と呼び続けることによって、今よりもっと自分がダメになってしまいそうな気がしたんです。

 

 

ニートってなんなんだ!!

「十五歳から三十四歳までの、家事・通学・就業をせず、職業訓練も受けていない者」

それがニートの定義です。この定義だけから考えると、うつ病で仕事を続けられなくなった人間や、仕事に就くことができない人間もニートに含めて考えなくてはなりません。

2012年の数値ですが、国の調査結果がありました。

資料シリーズ No.144 若年者の就業状況・キャリア・職業能力開発の現状② ―平成24年版「就業構造基本調査」より―|労働政策研究・研修機構(JILPT)

ここでは、ニート「非求職無業者」と定義し、「無業で求職活動をしていない者のうち、卒業者かつ通学していず、配偶者なしで家事をおこなっていない者を指す。」としています。こちらの方がちょっと丁寧ですね。

結果によると、「働きたいけど求職活動をしていない15歳から34歳の人が求職活動をしない理由」の第1位が「病気・怪我のため」で、その割合は全体の22.5%。年齢の上限を44歳まで上げると、全体の26.5%が「病気・怪我のため」と回答しています。

他の理由は「探したけど見つからなかった」「希望する仕事がありそうにない」「知識・能力に自信がない」「急いで仕事につく必要がない」「学校以外で進学や資格取得などの勉強をしている」などなど。

同様に、就職希望がない15歳から34歳の無業者に求職活動をしない理由を訊いても、やはり1位は病気・怪我のためで、全体の25.6%を占めています。

働いていないけど求職活動をしていない、と一口に言っても理由は様々です。病気・怪我と言ってもその内訳は明らかになっていません。ただ、2007年に行われた調査によるとニートの49.5%が精神科・心療内科の受診経験がある」とのことですから、少なくとも半分くらいは精神疾患患者であると考えて問題ないでしょう。現在はもっと高い割合になっているとという予測もできます。

参考:厚生労働省:ニートの状態にある若年者の実態および支援策に関する調査研究

 

とりあえず、1つ明らかなことがあります。

うつ病の所為で働けない人も統計上ニートに含まれるということです。

つまり私は分類上ではやっぱりニートであるワケだ。

 

 

ニート」がまとう負のイメージ。

ニート」という言葉が持つイメージは、どう考えてもマイナスです。
実際には「非求職無業者」を指し示すだけの意味しか持っていないハズなのですが、「ニート」という言葉を使う際に侮蔑のニュアンスを感じない人間はいないでしょう。

「学校以外で進学や資格取得などの勉強をしている」人が、「私はニートです!」と言うでしょうか?
言いませんよね。「今は勉強中です」って言いますよね。

ところが、うつ病の所為で働けない」人は、「私はニートです!」って言うんです。
これは私の経験上ほぼ100%の確率です。「うつ病で療養中です」でも構わないハズなのに、絶対に「ニートです!」って言うんですよ。

「今は勉強中です」の人は、自分でやることを見つけてちゃんと前進しているという実感を持っている。だから自分を貶めるような言葉を使いたいとは思わない。

うつ病で療養中です」の人は、とにかく自分がダメなやつだと思っている。だから自分を貶めるような言葉を平気で使う。

自嘲を込めて「ニート」と名乗ることによって、うつ病人は自分を何気なく痛めつけています。心のどこかで自分は見下されて当然だと思っていて、そんな自分を許せずにいる。だからわざわざ「ニート」って名乗るんです。

ワタクシ、ふと思いました。
自分で自分のことを「ニート」って言って貶めているうちは、うつ病の完治は遠いのではないかと。

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言った瞬間に自分にダメージが入るシステム。

 

 

うつ病人なら「ニート」をやめてみませんか。

うつ病で無職ならニートです。国の統計ではそういう扱いになります。これは仕方がない。
けれど、国の統計における「ニート」はただのカテゴリーです。そこに「ニートに対する意見・感情」は存在しません。

問題なのは、私たちが実際に「ニート」と口にした時に感情がどう動いているかです。

私はずっと自分をうつ病ニートと名乗ってきました。この6文字で私の現状をほぼ正確に相手に伝えることができるので、簡単だし便利なんですよね。
でも、「うつ病ニートです」と言う度に、「自分はダメ人間だ」という考えがよぎるんです。自分を貶めるために名乗っているわけではないのに、名乗った後にダメージを受けている自分に気付くんです。自分で名乗ったくせに、ね。

自分のことをニートって言われて気分が良い人間なんかいません。自分で自分をニートと呼んで、気分が良くなるハズがありません。

だったらもう、ニートって名乗るのやめちゃいませんか?

うつ病で療養中」で良いじゃないですか。あえて「ニートです」って言って自分を貶める必要がどこにあるんでしょう。

うつ病人は生きているだけで日々闘病しているんです、そんな自分をねぎらうのならばわかりますが、貶めて何の得があるんですか、っていう!!

うつ病で療養中」と言えば、相手が普通の大人ならば大体の事情はわかってくれます。そこでわざわざ「要するにニートなんだね!」と追い討ちをかけてくるような人とはそもそも仲良くならない方が幸せ。

もう、無意識の自虐行為はやめましょうよ。

毎日うつ病と闘っている自分を認めてやれないうちは、きっと、うつ病は治らない。

そう、思ったんです。

 

……うつ病人にとって、自分を認めること、自分を許すことはとても難しい。それは私だってよく解っています。私だって自分のことを「結局はニートだよな!」と思うことがあるし、こんな病気になってしまった自分を許せる日なんて来ないんじゃないかと思ってる。

だからせめて、使う言葉だけでも変えてみる。
私は闘病中なのであって、だから働けないのであって、世の中で言われているグータラなイメージのニートとは違うんだ、って。

 

 

自分に優しく。

今後、私は、自分のことを「ニート」と名乗るときは、「ニートじゃなくなる」ということを前提にして何かを語る時だけにします。

ニートが頑張って何かを成して「元ニート」になる、そんな物語を語るときにだけ自分を「ニート」と呼ぼうと思います。

だって、スタート地点が低い方が、ゴールの高さが際立ちますから。過去の自分は今の自分よりできるだけ下にいてくれた方が日々の生き甲斐があるってもんです。

そんなワケで、本日をもって「うつ病ニート」を卒業(?)し、ただのうつ病人として、改めてうつ病の撃退を目指しながらブログを書いていく所存です。

呼吸をするのと同じように自分を卑下してしまうのは、うつ病人にはよくあること。少しずつ、変えていけると良いですよね。