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おどりば

ロースペックうつ病患者のブログ。寛解をめざして!

自傷癖と、私を生かし続ける祖父の言葉。

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こんにちわ、サユです。
少しだけ昔語りをしたいと思います。

 

私には自傷癖がありました。

自傷行為の一番古い記憶は、小学5年生の時。
勉強が思うように進まないと自分の手の甲に鉛筆を突き立てたり、腕に噛み付いたり、自分をグーで殴りつけたりしていました。

まだ「うつ病」とは診断されていなかったけれど、きっとその頃にはもう、何かがおかしくなってきていたのだろうと思います。

私の自傷癖は、収まったり再発したりを繰り返しながら長く続きました。
完全に収まったな、と自覚したのは今年に入ってからのことです。

 

そんな、ちょっと暗い話ですけれども、ご了承くださいませ。
今更とか言わないでください

 

 

自傷行為と祖父の話。

私の自傷にはルールがありました。
刃物を使わないことです。自分の命を絶対に危険に晒さないということです。

うつ病のどん底に居た時は、私もうつ病患者らしく、常に死について考えていました。
死にたい、死ぬべきだ、という思いが常に頭にありました。

そんな私を生かし続けたのは、祖父の言葉でした。

お前はおじいちゃんの希望で、生き甲斐だから

 

戦争で、抑留された後に生還した祖父。
全てを失ったから、とにかく生きるために我武者羅になって、そのうち子供ができて。

その子供達が巣立っていった時、急に生きていることが虚しくなったことがあったのだそうです。

戦地では目の前で仲間が死んでいったんです。
悲惨な体験を経た祖父の心がどんな状態だったのか、私には想像することも難しいのですが、自分が生きていることに意味を見出せなくなったことがあった、と、祖父は言いました。

そんな時に生まれた、初孫の私。

お前はおじいちゃんに生きる希望をくれたから

普段は口数の少ない祖父でしたが、お酒を飲んで調子が良い時に私と二人きりになると、よくそう言ってくれました。

おじいちゃんの生き甲斐だから

 

死ねないよ。
死ねないでしょう!
そんな風に言われたら、絶対に死ねないよ!

祖母を早くにガンで亡くし、1人になってからも私たち家族に頼ることなく、田舎で畑を耕し、ゲートボールを嗜み、短歌を作り、生き生きとしていた祖父。

私にとって祖父は憧れでした。
何にでも挑戦する姿勢も、謙虚さも、私の理想でした。

憧れの人から「お前は自分の生き甲斐だ」なんて言われたら、どんなに苦しくったって死ぬわけにいかないでしょう!

だから私は刃物は持たなかった。
もちろん、刃物で軽く切りつけたくらいじゃ人間は死なないことくらい知っているけれど、それでも、その時の衝動で自分の命を危険に晒す可能性があるからには、刃物を自分に向けるわけにはいかなかった。

だって私の命は、祖父の生き甲斐なんだから。
私だけのものじゃないんだから。

うつ病のどん底に居た時、そして一番自殺のリスクが高くなると言われる回復期に、私が死を選ばなかったのは、かなりの割合で祖父のお陰です。

 

 

だから、強く生きていく。

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一昨年、祖父は亡くなりました。

全くもって急な出来事でした。
突然倒れて、一度心肺停止状態になって。
一時間後に蘇生したものの、意識は戻らず、そのまま。

祖父が倒れた時刻、私は土曜競馬を見るために競馬場を訪れていました。
けれど、突然めまいが始まって、まっすぐ歩けないような状態になったので、ほとんどレースを見ないまま帰宅したんです。

めまいで帰宅したところに、「祖父が危篤だ」という連絡が入ってきました。めまいのお陰で、私は祖父が亡くなる前に駆けつけることができました。

霊とか、スピリチュアルなことはあまり信じないようにしようと思っている私ですが、あの時の強烈なめまいだけは、祖父の仕業だったんじゃないかと今でも思っています。

そんな風に思い上がるくらい、私は祖父に愛されていたという確信を持っています。
私も祖父が大好きでした。もちろん今でも。

 

私を生き甲斐と呼んでくれた祖父はもういません。
でも私は、祖父に生き甲斐と呼んでもらえたことを誇りに思ってこれからも生きていきます。

大好きな祖父に生き甲斐と呼ばれた私が、情けない人生を送るわけにはいかないじゃないか!

生きられる限り、憧れの祖父の姿を追いかけて、生きていきます。

 

私がうつ病になって高校に通えなくなっても、何年もニートをやっていても、祖父の私に対する愛情には何も変わりがありませんでした。
私が自分を否定したくてたまらない時に、祖父は私を肯定し続けてくれました。
感謝の気持ちをもっと伝えておけば良かったと、今でもそれが心残りです。

きっと今も見守ってくれていると信じているけど。

 

生への決意と執着を新たにする、夏です。