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おどりば

ロースペックうつ病患者のブログ。寛解をめざして!

リフレックスを飲み始めました。カリフォルニアロケットと副作用の話。

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こんにちわ、サユです。
発症から15年経ってもなかなか寛解の兆しが見えないうつ病患者です。

これまでに試したことのなかった抗うつ薬リフレックスを飲み始めました。

今回は、リフレックスを実際に飲んでみて自分の身体に起こった変化や、副作用、そして「カリフォルニアロケット」と呼ばれる抗うつ薬の飲み合わせについて、自分なりにまとめてみたいと思います。

 

 

リフレックスってどんな薬?

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ミルタザピンというのが薬品の一般名で、リフレックスは商品名です。
レメロンという名前でも同じ成分の薬が販売されていますが、私はリフレックスを処方されたので、薬の名前は「リフレックス」に統一して話を進めることにします。

物質の構造は四環系抗うつ薬であるテトラミドに似ており、効果が早く出る、副作用として眠気が出やすいなどの四環系の特徴を持ち合わせていますが、リフレックスは四環系ではなく「NaSSA(ノルアドレナリン作動性・特異的セロトニン作動性抗うつ薬」というカテゴリに分類されます。

これまでの抗うつ薬(三環系・四環系・SSRISNRI)とは違った作用でうつ病改善に効果をもたらすことが期待される薬で、既存の抗うつ薬があまり効かなかった人にとっては新しい選択肢となります。

抗うつ薬の基本方針は「脳内のセロトニン濃度を増やす」ことです。
これまでの抗うつ薬は「セロトニンの再取り込みを阻害する」ことでセロトニンを増やそうとしてきました。
仕事を終えたセロトニンを回収するシステムを邪魔すれば、セロトニンが回収されずに留まり、後から分泌されたセロトニンと合流して、結果として濃度が上がることになる、という発想ですね。
SNRIの仕組みについては、イフェクサーの話。抗うつ薬の副作用で食欲不振になったよ。 でも簡単に説明したので、宜しければあわせてご覧ください)

三環系も、四環系も、SSRISNRIも、セロトニンの再取り込みを阻害するためにデザインされてきました。
しかし、NaSSAであるリフレックスは違います。
簡単にその仕組みを説明しましょう。

 

リフレックスは、セロトニンの分泌を抑えるブレーキの機能を持っている受容体をブロックします。
ブレーキがかからなくなれば、セロトニンがどんどん分泌されるようになって、セロトニンの量が増えるようになるハズですよね。

これと同じ手口で、リフレックスノルアドレナリンの分泌量アップも促してくれます。
ノルアドレナリンはやる気に関わる神経伝達物質で、うつ病患者の脳内ではセロトニンと同じように不足していると考えられています。

それだけではありません。
セロトニンには複数の受容体がありますが、その中で抗うつ作用があるのはたった1つだけ。それ以外の受容体にセロトニンが結合すると、かえって不眠や不安を引き起こしたりして逆効果なのだとか。

全てのセロトニンを抗うつ作用のある1つの受容体に届けられれば、抗うつ薬の効果は最大化されるじゃないか!
……というワケで、リフレックスには抗うつ作用の無い受容体をブロックする機能があります。上手いこと考えたもんだ。

セロトニンノルアドレナリンの分泌を促しつつ、同時にセロトニンの抗うつ効果をMAXまで引き上げる仕事をしてくれるのが、リフレックスという薬です。

 

 

カリフォルニアロケット処方。

リフレックスはこれまでの「再取り込み阻害」とは全く効果が異なるので、「再取り込み阻害」の抗うつ薬と併用することによって相乗効果が得られると期待されています。
特にSNRISSRI+NaSSAの組み合わせは「カリフォルニアロケット処方」なんて呼ばれています。
強力な抗うつ薬をダブルで処方することによって、なかなか持ち上がらないうつ病患者の精神状態を打ち上げてやろう!というワケですね。

カリフォルニアロケットは、難治性のうつ病患者に使われる、最強と言っても過言ではない処方です。
うっかりすると気分が打ち上がり過ぎて躁転してしまったり、セロトニンの分泌が増え過ぎてセロトニン症候群になったりする可能性もあるので、採用の際には十分な注意が必要です。
間違っても患者の判断だけで採用しないように。

私は現在、イフェクサー(SNRI)+リフレックス(NaSSA)のカリフォルニアロケット処方を受けています。
他にも少量のソラナックスとかアモキサンとかを飲んでいるのですが、メインはイフェクサーとリフレックスです。

主治医が「カリフォルニアロケット」という言葉を口にしたことはありませんが、「カリフォルニアロケット」はリフレックスについて調べればすぐに辿り着く有名な処方ですし、主治医もそのつもりで処方したのでしょう。

カリフォルニアロケット自体はそんなに新しい発想ではありません。
2009年にリフレックスが発売され、一時はうつ病の特効処方としてかなり期待されたようです。

「効いた」という人もいるし、「効かなかった」という人もいます。
「かえって酷い目に遭った」という話も聞きました。

私がこれまでリフレックスを使用してこなかったのは、「若い人の場合副作用が強く出る可能性がある」ということを危惧した主治医の方針が理由です。
主治医としては一旦イフェクサーをストップしてリフレックスだけの効果を見たかったようなのですが、私がイフェクサーをやめたくないと主張したため、今回の処方になりました。

ロケットとまで言われるその効果、お手並み拝見、という心持ちです。

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頼むぞお前ら。

 

 

リフレックスの副作用体験談。

「3日を過ぎても眠気がひどいようだったら連絡をください」
あまり薬の副作用について語ることのない主治医が珍しく念を押すようにそう言っていたので、一応覚悟はしていました。眠くなるんだろうなぁ、って。

でも、そんな半端な覚悟じゃ甘かったです。
メッチャクチャ眠くなりました。

飲み始めてから2日間はかなりひどくて、「睡眠の間に起きている」状態でした。
とにかく眠い。一旦目が覚めても、眠さを感じていなくても、横になって気を抜いたらもう夢の中でした。
チャットの途中でも、親との会話の途中でも気が付いたら寝てました。
睡魔に慈悲は無い(確信)

夕食後に飲むように言われていて、言われた通りに飲んでいるのですが、飲むと一時間くらいで猛烈に眠くなります。
すっかり早寝になって、お陰で常用していたロヒプノールが完全にお役御免です。
睡眠薬を飲まないで済むのは有難いことですけれども。

服用を始めて3日目からは、飲んだ後はかなり眠くなるものの、日中は起きていられるようになりました。
このくらいなら、主治医への連絡は必要なさそうですね。一安心。

リフレックスの副作用として特徴的なのは、まず眠気、次に体重増加です。
まだ飲み始めて一週間も経っていないので、体重に大きな変化はありませんが、少し食欲が出てきたような感じが……というよりは、やたら間食したくなる感じがあります。
これは欲望のままに食べてしまったら確実に太るやつですわ。危ない危ない。

ただ、リフレックスは効果の割に副作用の少ない薬です。
SSRISNRIと併用することによって、SNRISSRIの副作用を和らげてくれる可能性もある模様。うつ病に逆効果の受容体をブロックしてくれるからね、すごいよね。

リフレックスの注意事項や副作用について、全ては書ききれないので、詳細な情報はこちらのウェブサイトをご参照ください。
ミルタザピン:レメロン,リフレックス

  

効き目の程なのですが、ロケット!!というほど劇的な変化は感じていません。
ちょっと良くなったような気はしていますが、突然やる気に満ち溢れるとか、活動的になるとか、逆に体調がおかしくなるとか、そういうことは起こっていません。
しばらく寝たきりが続いていたのが、日中体を起こしてパソコンに触れるようになったから、ちょっとくらいは良いのかな?

とりあえず酷い副作用が出ていないので、このまま様子を見ます。
良い感じで効果が出てくれますように!!

 

リフレックスについて参考にしたウェブサイト>>
リフレックス錠(ミルタザピン)の効果【医師が教える抗うつ剤の全て】