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おどりば

ロースペックうつ病患者のブログ。寛解をめざして!

うつ病かも?と思ったら、治療を始める前に読んでほしい話。

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こんにちわ、サユです。

先日、「自分はうつ病かもしれない」とおっしゃる方から相談を受けました。
その方は、まだ仕事をすることはできているが、自分の体調や精神状態に異変を感じている、とのことでした。

私はあくまでうつ病歴が長いだけの素人患者です。専門家ではありません。
ですが、自分のこれまでの経験を踏まえたアドバイスをすることくらいならばできると、そう思っています。

今回はうつ病患者ではなく、「もしかして自分はうつ病なんじゃないの?」という疑いを持った段階の人に向けて、予後をできるだけ良いものとするために患者としてできる限りのアドバイスを送りたいと思います。 

うつ病の治療を本格的に始める前に、読んでもらえたら嬉しいです。

 

「もしかして、うつ病かも?!」と思ったら。

まず最初に言いたいのは、軽度のうつ病ならば薬を飲まずに治す方法を模索するべきだということ。

うつ病になったら早めに精神科・心療内科へ!!という記述をよく目にしますが、うつ病は風邪とは違います。
薬を飲んだら治る、というものではありません。
誰だよ「心の風邪」とかいう迷惑なキャッチフレーズ作りやがったのは

先日、「モノアミン仮説」を否定する研究結果が報告されていることを知りました。
ノアミン仮説というのは、簡単に言えば「セロトニン不足がうつ病の原因である!」という仮説で、大体の抗うつ薬はこのモノアミン仮説に基づいて作られています。

実際に脳内のセロトニン濃度を測定することができないため、モノアミン仮説はいつまでたっても仮説だったのですが、数年前に「うつ病の原因はセロトニン不足ではない」という研究結果が発表されたというのです。

つまり、セロトニン不足を解決するためにデザインされた薬である抗うつ薬では、うつ病の根本的解決にはなり得ないということ。

私はつい先日この話を知って、多少驚きはしたものの、とても納得しました。
だって私、15年以上とっかえひっかえいろんな薬飲み続けてるのよ?
でも治らないのよ?
薬だけで治るんだったら、私は30歳にもなってこんな風に布団の上で潰れたカエルみたいになってたりしないハズだもの!!

何も、抗うつ薬うつ病に効果が無いと言っているワケではありません。
うつ病の原因はモノアミン仮説のような単純な話では説明できないということがわかっただけで、セロトニン不足だってうつ病の原因の一部ではあるのでしょう。

抗うつ薬には重いうつ病を和らげる効果があります。それは間違いないと思います。
ただし、完治させる力はありません。
薬でウィルスを殲滅したら熱が下がってスッキリ!という病気とは根本的に違うんです。 

だから、「心の風邪」なんて甘いもんじゃないんだってば。

 

うつ病は原因がある限り治りません。

「もしかして自分、うつ病かな?」と思ったら、まずあなたをうつ状態にしている原因を探してください。

うつ病っぽくなるということは、身体や精神がストレスに耐えきれなくなってきているということです。
原因が放置される限り、症状は悪化こそすれ、改善は見込めません。
どんな治療を受けても、原因が取り除かれない限りムダになるでしょう。

うつ病かな?」と思ったら早めに病院にいくべきだという意見には私も同意します。
そこで「いや、自分がうつ病のハズはない!うつ病になってる場合じゃない!」なんて頑張って耐えても良いことはありません。予後が悪くなるだけです。
まだまだ抵抗のある人も多いようですが、病院に行ってください。お願いします。

ただ、できればそこですぐに投薬治療に入るのではなく、カウンセリングなどで自分の状態を把握するところから始めてほしいと思うのです。
一体自分が何にストレスを感じてそうなってしまったのかを、まず突き止めてほしい。

もちろん、気持ちが塞いで何もできないとか、死にたくなってしまうとか、生きるのがつらいとか、そういう重い症状が出て苦しんでいるのならば、投薬治療を行うべきでしょう。 

私は「薬を使うな!」なんて言うつもりは毛頭ありません。
薬を飲んで生きるのが楽になるならば飲んだ方が良いじゃん!!というのが私の考えです。

でも、もしもまだそこまで症状が重くないのであれば、それこそ冒頭の相談者さんのように普通に仕事を続けられる程度なのであれば、カウンセリングから始めてほしい。
薬を飲むかどうかは、カウンセリングを受けてから決めても良いと思うんです。

うつ病の投薬治療は終わりの見えない長期戦になります。
飲めばいろいろと副作用もあるし、薬をやめる時には離脱症状に悩まされます。
飲まないで治せるならばその方が良いです、絶対に。

軽いうつ病は薬を飲めばすぐ治る、と思っている人がいるのだとしたらそれは大いなる誤解です。
抗うつ薬は重いうつ病の症状を和らげるためのもの。
治すためのものじゃない。
現代医学が何と言おうと、それが、15年かけて私が出した私なりの結論です。

……症状が軽いうちから薬に頼りっきりにしなければ、自分もこんなに長引かなかったのかなぁ、なんて、思ってるんです。(小声)

 

うつ病以外の視点からもチェックしてみる。

偏った食事、崩れた生活のリズム、……耳の痛くなる話かもしれませんが、これらはいずれも、うつ病に類似した症状を引き起こします。 

例えば貧血。悪化した場合の諸症状はうつ病とよく似ています。
例えば低血糖症。これもまたうつ病によく似た症状を呈します。
生活のリズムの乱れが自律神経の乱れにつながって体調不良に…、というのはよく聞く話ですよね。

気分の落ち込みだけでなく、身体もだるいのであれば、血液検査くらいは受けておくことを強くオススメします。
うつ病だと思ったら実は別の病気だった、なんてことになったら大変なことになりますからね!
当然ですが貧血にうつ病の薬は効きません。

うつ病経験者にも「運動したらよくなった!」「食生活を整えたらよくなった!」と語る人はたくさんいます。
ただ、うつ病がひどくなってしまうと、運動なんかやる気が起きませんし、自分で自分の生活を整えるなんてとても不可能になります。
ですから、ひどくなる前、つまり「もしかして、うつ病っぽい?」と思っていられるうちに手を打つことが必要です。

うつ病かな?」と思ったら、自分の生活習慣を反省してみてください。
何か問題があるならば、改善を試みてください。

薬に頼らずとも、それで活路が開ける可能性は十分にありますから。

 

あなたが私の「後輩」になりませんように。

冗談交じりに「うつ病になって仕事休みたいわー」などと言う人が世の中にはいるようですが、そういう話を聞くと、仕事を休まなければならないほどのうつ病になったら後が大変だよ?!戻ってこれる確証無いんだよ?!わかってないでしょ?!って怒鳴りたくなってしまいます。

どうか、何もできなくなってしまうほどひどくする前に手を打ってほしい。
うつ病っぽい」っていう程度より悪化させずに治してしまってほしい。
そう願っています。

 

「あれ?なんかおかしいな、うつ病かもしれないぞ?」と思ったら。

  • 病院には行こう、でも気軽に薬を貰って解決しようと思うな!
  • まずは自分の心と向き合って原因を探せ!
  • カウンセリングを受けてみるのは良いかも!
  • 原因がわかったなら、できるだけその原因から離れろ!
  • 生活習慣を見直せ!
  • 血液検査くらいは受けろ!

以上が、慢性化したうつ病患者の「先輩」である私からできるアドバイスです。
どうか、あなたが私の「後輩」になりませんように。