おどりば

ロースペックうつ病患者のブログ。寛解をめざして!

うつ病人の自暴自棄と遠慮の欠如が偏見を煽る。ちょっとだけ考えてくれないか。

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こんにちわ、サユです。

今回の話題は、ふと目に止まったこちらの記事から。

dimdouwa.hatenablog.com

炎上の元になった私の発言をまとめると、

「 部下がうつで休職を申し出てきた。部下は無気力で何もできない、何もしていないと答えたが、数時間後に私と相互フォローのアカウントでクソ会社を辞めてやったと言いながらネトゲのオフ会を自ら主催していた。休職中は好きなことをしてリラックスして過ごせばいいとは思うが、上司の私に見えるところでの一連の発言はモラルに反していると思い、嫌な気持ちになった。」

っていう内容なんだけど、言葉が足りなかったのか、アタシがうつに理解のないパワハラクソ上司だから部下がやめたんだろって叩かれまくったのよ。

一人のうつ病人として、思うところがあったので綴ります。

 

 

記事主の上司さんに同情します。

私はうつ病人なので、基本的にうつ病人の味方です。それだけは絶対に揺るぎません。

仕事ができなくなって、休職中に遊ぶことによって苦痛を和らげるしか逃げ道が無いという境遇のうつ病人の気持ちはよく解ります。
私も経験したことのある苦しみだから。

でも、今回ばかりは記事主である上司さんに同情します。

詐病だとは一言も言ってないわよ。ただ「家で天井を見てると…悲しくないのに涙が出て…何もやる気が起きなくて、ただずっと寝てるだけなんです…」って言ってたのに、直後に「クソ会社辞めたったw オッス!オラクソニートwwwオフ会やりまーーす!!」みたいなツイートを見た私の気持ちも察しろ。

察します。頭にきて当然だよなぁ?!

この方は、うつ病になった部下を怠け者だとも仮病だとも言っていません。ツイートを見る限り、理解しようと最大限の努力をしているように見えます。

健康な人間にとって、うつ病人の苦しみは理解し難いものです。それをできるだけ理解して、なんとか受容しようとしているんだから、世の「うつ病に無理解な上司」とはちょっと違う人種だと私には思えた。

悲愴な顔をして休職した直後に「クソ会社辞めたったw オッス!オラクソニートwwwオフ会やりまーーす!!」って発言を上司に見られるような場所でぶちかましたら、そりゃ人格を疑われますわ。当然ですわ。

ううう、同じうつ病人としても少々腹が立ってしまった。落ち着け私。

 

 

自分の首を絞める行為。

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仕事ができなくなったうつ病人が自暴自棄になる気持ちはわかるんです、本当に。
自暴自棄になって、無茶苦茶な発言をしちゃいたくなるのも解るんです。

解るんだけど、その自暴自棄の発言が、世の中のうつ病に対する偏見の一因となってしまっているんだってことを、どうか頭の片隅に置いておいて欲しいと願ってしまう。

その自暴自棄が、うつ病人の立場を悪くする。「うつ病人はろくでもない!」という主張の根拠となってしまう。回り回ってあなたの首を絞めることになる。

うつ病で休職中の人がFacebookに旅行楽しかったぜ!っていう投稿をして仕事仲間から白い目で見られる」という類のケースを、これまで嫌になる程耳にしてきました。「新型うつ」の話には付いて回るエピソードですからね。

休職中に旅行に行こうが趣味をエンジョイしようが構わない。私としては、せっかく休職したんだから仕事のことは一旦忘れて思いっきり遊びなさいよ!と言いたい。それが回復への近道になると思うし、楽しめることがあるなら楽しんだ方が良い。

気晴らしができないうつ病人は、ただひたすら苦悶するしかなくて、そんなの生きてて楽しくない。生きてて苦しいだけじゃ死にたくもなる。

楽しめることがあるというのは、アンラッキーなうつ病人にとって、ささやかなラッキーです。存分に楽しんでほしい。

でも、エンジョイしている姿を職場の面々に対して見せびらかすような行為は、できれば思いとどまってほしい。

自分が休職することによって、職場には大なり小なりの迷惑がかかっているハズです。同僚の「俺らに迷惑かけておいて、エンジョイしてんじゃねーよ!!」という反感を煽るのは目に見えているじゃないですか。

……その辺の判断力さえ失ってしまうほど余裕が無いのが重症のうつ病人なのだと言われればそれはその通りなのですが、それでも、自分の首を絞める行為はやめようよ、って、どうしても言っておきたかったんです。うつ病人として。

 

 

うつ病が免罪符だと思われたくない。

中には、職場の面々からあえて反感を買いたくなる人もいると思います。
それはもう、一種の自虐行為です。自分のことが許せないから、あえて周りから非難される行動を取ってしまう。そして、非難されることによって、自分が罰せられていると感じて安堵する。そういう場合もあるでしょう。

でも、健康な人に、うつ病人の心の機微はわかりません。
「あいつただのサボりじゃねーの?!」「うつ病なんて甘えじゃん!」という誤解を招き、うつ病人の立場が悪くなるだけです。

私は今回、うつ病人の味方だからこそ、あえて、うつ病人側の非について言及しました。

うつ病人(とりわけ「新型うつ」という名前をつけられてしまった人達)が「うつ病という免罪符を貰って仕事もせずに遊んでいる」と思われるのは、健康な人達の無理解だけが原因でしょうか?
そうじゃないでしょう。うつ病人側にだって原因はあります。

うつ病だから何でも許されるんだ、全部悪いのはうつ病に無理解な健常者達だ!」と思っているうつ病人がいたとしたら、私でも腹が立ちますね。うつ病人ですけれど。

病気による休暇をエンジョイしている姿を見せびらかすのは賢い行為ではありません。いずれ復職したいと思っているのならばなおのことです。

 

しかし部下の言動のすべてを、病を理由に是とすることもできません。本人を責めるつもりはこれまでもこれからもありませんが、部下の言動に不快感を覚えたことは事実であり、

記事主の上司さんのこの言葉が、うつ病に理解のある一般の人の素直な意見だと思います。 
うつ病人だから、苦しいから、周りを不快にしてもいいのか?
そんなことないよな??

休職したら、どんなに遊んでも良いから、どうかその様子をSNSで大公開することは控えてほしい。
うつ病に対する偏見と反感が、あるいは過剰な擁護が、これ以上広まりませんように。