おどりば

ロースペックうつ病患者のブログ。寛解をめざして!

インターネットで「うつ病は甘え」論が目立つ理由。うつ病患者とネットの話。

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こんにちわ、サユです。
ブログの読者さんからメールをいただきました。
今回は、そのメールに答える形でつづっていきたいと思います。

本人から許可をいただいたので、メールの一部を転載させていただきます。

インターネットでうつ病について調べていると、「うつ病に原因はない」とか「つらいことがあって落ち込むのは当たり前」という意見が散見されます。
つまり、「意味もなく落ち込むのは病気だが、ストレスや疲労を原因にうつを訴えるのは甘え」という主張です。

私自身は、遠方の大学に通っていたことと、アルバイトでの過度の疲労のために心身のバランスを崩してしまったのだと考えています。
ですが、言われてみると、同じ条件でも学生生活を続けられる人はたくさんいます。
すると、自分は能力のない人間なのだと余計に気分が落ち込んでしまうのです(最近はネット検索を控えているのですが)。

そこで、1人の患者さまとして、サユさんは「うつ病の原因」についてどのようにお考えなのかお聞きしたいと思いました。

 これに対するとっさの私の反応がこちら。

うつ病はストレスが原因のれっきとした病気です。
甘えなんかじゃない、って、何回だって言いますよ、私は。

でも、これだけではいくらなんでも返信として不足であると考えたので、改めてちゃんとお返事を書きたいと思います。

 

 

うつ病の原因はストレスですよ。

繰り返しますが、ストレスによってうつ病になることは現代医学によって認められている事実です。「現代医学を否定する人だけがうつ病の存在を否定してください」と言いたい心持ちです。

「ストレスを感じて、体が動かなくなる」とか「すぐに疲れてしまって、頑張れない」とか。
今までできていたことが何故かできなくなるのがうつ病です。
「当たり前」の状態じゃないってことは、なってみればわかります。もちろん、ならない方が良いのだけれども!

それに、重症のうつ病だけがうつ病じゃありません。
軽いうちにどう対処するかでうつ病の予後は変わってきます。
うつ病になったにもかかわらず「根性」とか「死ぬ気」とか言いながら勉強してストレスをかけ続けた結果の一例が、15年経ってもうつ病寛解にたどり着けない私ですよ(遠い目)

軽症の時にこそ手を打たないといけない病気なんですから、「意味もなく落ち込んで何もできない」レベルまで悪化する前にストレスを減らすことが大切なんです。
私はそう考えています。

 

 

インターネットで「うつ病は甘え」論が目立つ理由。

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まず、覚えておいてほしいのは、インターネットは「声の大きい人が目立つ」フィールドだということです。
他人を傷付けることを想像する能力に欠けた、乱暴な言葉を躊躇なく振り回しながら発信できる人が、賛否両論の注目を集めやすいようになっています。
そういう風に、できているんです。

 

うつ病で苦労している人は、その苦しみを身を以て知っていますから、少なくともうつ病に関して他人を否定する発言はしません。

そもそも、うつ病と闘うだけで毎日が精一杯な人ばかりでしょうから、インターネットで発信する元気がある人自体が少ないハズ。

うつ病のどん底で苦しんでいる人の声はなかなかインターネットの検索結果には表示されません。
当然ですね、発信していないんですから。

うつ病に対して否定的な人には、うつ病の経験がありません。これは断言できます。
一生、うつ病に縁の無い人っているんですよ。本当に羨ましいですが、そういう人も結構いるんです。
その人がわかろうと努力しない限り、そういう人にはうつ病の苦しさはわからないでしょう。

うつ病は、なってみないとその苦しさがわからない病気です。
うつ病患者にとっての「不可能」は、健康な人にとっての「できて当然」です。

自分にとって「できて当然」のことを、「不可能」と言っている人を見たら、「それって甘えなんじゃないの?」と思ってしまうのは、誰にでも一度くらい経験があることなのではないでしょうか。

健康な人の「うつ病を理解できない」という気持ちは、理解できないこともないなぁ、と私は思うのです。
だからと言って「うつ病患者は責められても仕方がない」なんて言うつもりはこれっぽっちもありませんけれども!

うつ病を「甘えなんじゃないの?」と言えてしまう健康な人なら、ネット上で自分の意見を発信する余裕も持っていることでしょう。
ネット上にうつ病に対して否定的な意見が多いと感じたら、発信する元気を持たない人たちのことも考えてみてください。

 

それと、もう一つ。
私はたまたまブログという発信の場を設けるだけの気力があって、たまたま頑張らなくても発信し続けることが可能な性格だったので、こうして発信する側に立っています。
そして、まだまだ声は小さいけれど、自分なりに「うつ病は甘えじゃない」って言い続けています。

でも、そんな私がどんなに「甘えじゃない」って主張しても、「うつ病なんて甘えだろ!」っていう人の意見の方が、どうしても気になるんじゃないですか?

自分を傷付ける意見の方が目につくものなんです。
うつ状態の時って、自分を傷付けるものに対してばかり敏感になって、いちいち大ダメージ食らうんですよね。
まったく厄介なもんです。

 

インターネット上の情報を見て、とある意見がたくさん目についたとして、それが必ずしも現実を反映しているとは限らないということを心に留めておいてください。
ネット上の多数派が現実ではそうでもない、というのはままあることです。

 

 

うつ病患者とインターネット。

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精神的に参っているときにインターネットを控えるのは良い選択です。
私の体調が今よりずっと悪く、寝たきりでインターネットをすることしかできなかった頃、「うつ病患者をけなしている意見をわざわざインターネットで探し出して悶え苦しむ」という、はたから見たら自虐行為にしか見えない作業がやめられなかったことがあります。
良いことなんて何もない、本当にただの自虐行為です。ネット中毒のようなものだったのかもしれません。

インターネットは、うつ病患者にとって過酷な世界です。
自分が振り回している凶器が他人を傷付ける可能性を想像できない人達が生き生きと踊り狂っているところを、メンタルが病により豆腐と化してしまったうつ病患者が防具も無しに歩こうとしたら、うつ病患者だけが一方的に致命傷を食らうことは確実なんです。

加害者は、柔らかい豆腐を切ったくらいじゃ気付かないでしょう。そもそも自分の凶器が誰かを切ること自体を想定していないんですから。
まったくもって、一方的にこちらだけが損なんです。

自分を否定する意見を見た時に「こういう意見もあるんだな」じゃなくて「自分はもうダメだ…」と思ってしまうのなら、ネットはしばらくやめておきましょう。
スマホでゲームでもやってた方がよっぽど心に優しいと思いますよ。

 

私はTwitterをよく利用しているのですが、自分にとって心地良いアカウントしかフォローしていません。
自分が不快感を覚える言動をする相手だと判断したらさっさとフォローを外します。
ですから、私の視野はとても狭いハズです。自覚はあります。
私のTwitterのタイムラインは、「世の中の多様な意見に触れる」という点ではまったく役に立っていないと言えるでしょう。

でも、別に困っていません。
むしろ平穏です。
平穏過ぎてブログのネタが無くなるくらいです(※実話)
もっと嫌な人や、嫌な意見に積極的に噛みつくようにすればブログのネタには困らないのかもしれませんが、それだと私が疲れてしまいますから。

現実世界で社会的生活を送ろうとしたら、否応なしにいろんな人を相手にしなけりゃならなくなるんです。
インターネットでまで自分と合わない意見と触れ合う必要は無いよな」というのが最近の私の結論です。エネルギー温存。

腹が立つ意見とか、理不尽な事実とか、自分に対する批判とかは、体調が良い時にちょっとだけ読むようにしています(笑)

 

 

1記事には収まらなかったので。

本当はもう少しメールへの返信として書きたい話があったのですが、テーマがちょっと違う話なので、もう1記事使って改めて続きを書くことにします。

うつ病の原因」についてよりも、インターネットのことばかりになってしまいましたが、思うところがあったので、一気に書いてみました。

いただいたメールは、全て読ませていただいております。ちゃんと専用のメールボックスを作って保存しています。
ですが、私の体力的な問題で、全てに返信することはできない状態です。「返信をください」と書いてあっても返信できていないものもあります。申し訳ないです。

 

以上、うつ病にならなかった弟(独立済)の誕生日を今日も今日とてグラノーラヨーグルトを食べながら祝っているサユでした。

大豆グラノーラブーム到来中。1袋単位で売ってくれるならAmazonで買うのになぁ。