おどりば

ロースペックうつ病患者のブログ。寛解をめざして!

毎日がしんどいうつ病患者に思いやりの心は重すぎる。

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こんにちわ、サユです。

ここしばらく、「思いやりって大事だよね?」っていうことについて取り憑かれたかのように考えています。自分でも何がそんなに気になるのか不思議なくらいです。
記事もいくつか書きました。
自分が「思いやりのない人間」になれないこともちゃんと自覚して諦めました。
それでもまた、こうして思いやりに関する記事を書こうとしています。何なんだろう、本当に。

今回は、私と同じうつ病人、あるいはその類の精神疾患と戦っていて、日々しんどい思いをしている人に向けてつづります。

 

まず。
あなたがうつ病に苦しめられているならば、思いやりの心は捨てましょう。

……「思いやりは大事!」と主張してきた私がこんなことを言うと、なんだか変な感じですね。
ちゃんと説明しますので冷たい目で見ないでください(※被害妄想)

「思いやりを捨てろ」という言葉で私がうつ病患者に伝えたいのは、「それ以上の苦しみを背負わなくていい」ということです。

だって、今だってもう自分のことで精一杯じゃないですか。
自分を責める自分の声に、常時苦しめられているじゃないですか。
その上自分を否定する意見に耳を傾けたり、他人の苦しみに共感したりしたら、頭が爆発してしまいますよ!

 

 

悲劇を見たら寝込むうつ病患者の話。

あくまで私の経験に基づく話ですが、体調が悪い時に悲惨な事件のニュースを見聞きすると、うつ病患者は落ち込みます。
自分が今生きている世界に絶望して、どん底まで沈むこともあります。

先日、障害者施設を標的にした大きな事件がありました。
多数の死者が出ました。
殺戮犯は「障害者がいなくなればいいと思った」と語ったと報道されています。

もし私がどん底状態だったら、こんなニュースを見たら絶対寝込んだと思います。

だって、私も「障害者」ですから。

障害にもいろいろあるとはいえ、人間を健常者と障害者の2つに分けたら、私は障害者です。
障害者手帳も持ってます。
2級なので「重度精神障害者」という扱いになっています。

「障害者は殺すべし」という殺戮犯の思想に触れたら、それが他人事だとは思えません。

「障害者を生かすことに価値はあるのか?」という問いに対してYesかNoでサクッと答えられるのは健常者だけです。

「自分は生きている価値があるのか?」

自分を障害者だと思っている人なら誰でも、そんな思いを抱いたことがあるはずです。
きっと、自分を完全に肯定できる障害者なんてそんなに多くない。

「健常者ではない自分はダメなんだ」という思いから完全に抜け出すことができるのは、よっぽど優秀な人に限られているんじゃないかと思っています。

自分で自分の存在を肯定しきれていないところに、「障害者に価値は無い」なんて主張をぶつけられたら、誰だって揺らぎますよ。
「やっぱりみんなそんな風に思ってるんだ、自分に生きる価値なんか無いんだ」なんていう考えがよぎる人もいるかもしれない。
そうなったら、なかなか立ち直れません。

 

あるいは、殺害されてしまった被害者やその家族の悲しみに寄り添って苦しんだかもしれません。
殺されたのが自分の家族だったらどんな気持ちだろう、殺された人たちはどんなに恐ろしかっただろう。
今だって、想像するだけで涙が出そうですもの。

それから悲惨な事件が起こってしまう世界に対して怒りを覚え、しかし何もできないことに気付き、どん底な私は絶望することでしょう。

あまりにも自分が無力だから、死にたくだってなりますよ。

 

だから、もう、シャットアウトしましょう。

 

 

思いやりの心で自分を苦しめちゃダメです。

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「他人の心情を想像することをせず、自分に反する意見をシャットアウトするばかりの人を不満に思う!思いやりは大事だよ!」という最近の私の主張は、自分のことを肯定し過ぎるくらい肯定している自信家達に向けての言葉でした。
届いているかどうかはさておき。

自分を肯定することができないうつ病患者に対しては、全く違うことを言いたいです。

 

「嫌な意見は聞くな!不愉快なものは見るな!悲劇に共感するな!全部シャットアウトして、これ以上苦しみを増やすな!」

 

うつ病患者は、生きてるだけで戦ってるんです。
嫌なものを全部シャットアウトすればハッピーで居心地の良い環境ができる健常者とは違うんです。
嫌なものを全部シャットアウトしたって、うつ病患者にはうつ病との絶え間無く苦しい戦いが残るんです、敵は自分の中にいるんですから。

うつ病患者の苦しみは、うつ病との戦いだけで十分です。

 

できる限り、悲しいニュースや不快なニュースから離れましょう。
それを現実逃避と言われても動じることはありません、今はうつ病と戦うことが最優先で、全てのエネルギーはうつ病によって否定され続ける自分を肯定してあげるために使われるべきなのですから。

苦しんでいる人に思いを寄せることも、やめましょう。
あなたがどんなに共感して苦しんでも、それで相手の苦痛が軽くなることはありません。むしろ、あなたが一緒に苦しむ分だけ苦しみが増えてしまうとも言えます。

余計な苦しみを背負う必要はありません、あなたはもう十分に苦しんでいるのだから。

好きなもの、楽しいことだけで身の回りを囲みましょう。
いつか自分の価値を認めてあげられる日が必ず来ますから、それまではできるだけ良い環境で養生して下さい。

 

 

今は自分にだけ優しくなればいいから。

今が苦しいなら、思いやりは捨てましょう。
自分の存在価値さえ疑っている時に他人を思いやるのは無理です。
自分に優しくできない時に他人に優しくしようとすると、自分が傷付きます。病状が悪化します。

うつ病患者は生きてるだけで頑張ってるんだから。
死なないだけでえらいんだから、ね。

そして、いつか自分に自信が持てたら、その時には一度捨てた思いやりを拾い直してほしいな、と思います。
きっと、上手に使えるハズだから。